上田拓弥の気象楽レポート

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梅雨の研究(茂木 耕作 著)を読んで

のレポート第一号は,僕の授業中に散々,

「先生,ワイルドだぜぇ~,って言ってみて下さい,絶対似てますから!!」

執拗に迫ってきた問題児,上田拓弥でした.

「オレもスギちゃんスキだけど,オレのほうがマイルド」

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などと返しても,ツッコミすら入れない,

というとても失礼なヤツで,とにかくしつこくてウンザリだった彼.

しかし,彼がなかなかどうして,素晴らしいレポートを書いてくれました.

課題の意図をよく捉えてくれるのは,どんな内容でもとても嬉しい ものです.

気象に限らず,理科や科学の普遍的な問題意識に置き換えて,

課題を自分のものにしている感じがします.

というわけで,いつもの一言,行かせて頂きます.

「全く,近頃の若いもんは・・・・

素晴らし過ぎる!!!!!

ワタクシも

「死ぬまで気持ちは18歳」

と言い張る以上は,負けてられません.

地学実験レポート

 

              上田拓弥

課題1

5.1 初めての梅雨研究に挑戦

 表1.2012年の各地の降水量の詳細

実家

現在住んでいる場所

観測点

切石(山梨)

府中(東京)

年間で最も

降水量が多かった月

6

9

最も多かった月の

合計降水量

238.5mm

406.5mm

年間で最も

降水量が少なかった月

1

8

最も少なかった月の

合計降水量

26mm

11mm

5.2 最先端の梅雨研究を挑戦

 黒潮が雨雲に対して影響をおそらく及ぼしていることが分かっているのに、

十分な証拠がでないということに興味を持ちました。

単にこうだからこうだという風に憶測では定義できない科学の難しさに、

気象の分野をこえて理科のおもしろさであると思った。

5.3 未来の梅雨研究を創る作戦

 個人的に観測をするための機械、ジェット機などにすごく興味をもてました。

一度は旅行とかじゃなく何かの目的で乗ってみたいと思っていたので

気象を知るためにもやはり多くの設備を要するのが分かった。

科学の進歩にはお金がかかるというのもよくわかる。

課題2

私が一番関心をもったのは、P23

降水帯の形成に黒潮の局所的に高い水温がとても重要な条件であった

という部分だ。

これまで私はただ水があるところは蒸発して雲ができやすいのだろうなあ

とくらいしか思っていなかったが、

水温によって雲のできやすさが違うという事を知った。

それにより、雲の形成には単に水が蒸発してできるのではなく、

他の様々な事象によって左右されながら形成されているのだ

という事を感じることができた。

課題3

 1(そらの研究室~気象”楽”のススメ~)がいいと思います。

motesaku
気象楽者 海洋研究開発機構 研究員 東京学芸大学教員養成課程 非常勤講師(地学実験・気象楽プログラム担当) 39歳 気象楽者。 2012年「梅雨前線の正体(東京堂出版,2015年現在3刷り)」を上梓し、気象学を童話的ストーリーで「文系だから・・・」と苦手意識を持つ人達にこそ伝え、楽しみ、共に考える取り組みを始める。 しかし、ただ親しみ、楽しむだけでは、天気・気象に「受け身」のまま、情報に振り回されてしまう人が多いことに気付き、「能動的」に天気と付き合い、向き合うための活動として、「サイエンスパフェ」を始める。 2013年「天気と気象についてわかっていることいないこと(ベレ出版)」を上梓し、気象学と日常生活を楽しみながら能動的に結びつけるための方法を提案する。 2014年4月「ニコニコ超会議・ニコニコ学会β」に登壇し、4万人の視聴者の前で「JAMSTEC・・・大丈夫か」と心配される。 NHK教育テレビ「学ぼうBOSAI」の出演・製作を経験し、災害情報発信の在り方を模索する中、講演依頼の増加に伴って、全ての人が災害を倒すためにできることに向き合う「災害バスターズプログラム」を立ち上げる。 生い立ちや赤裸々なプライベートはこちらを。 モテサク伝説@storys.jp

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