モテサクハート(教育編)

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2冊の本の出版から研究業界の外へ踏み出す話
〜2013年11月時点のモテサク〜

改めまして.気象”楽”者のモテサクこと,
茂木耕作です(・∀・)

2012年の6月6日,37歳の誕生日に
「梅雨前線の正体」という歴史的名著を出版し,
僕の人生は大きく狂い始めました.

おお.最初から自慢かよ.なんだよ.
見た目以上に中身しょぼいじゃねーか.

あ,ゴメン,でもちょっとだけ我慢してください.
自慢したいんじゃないんだ,
マジで重要なとこなの,
僕の普段の行動の背景として。

というか,
僕が変えたい教育の在り方にとっては.

歴史的名著,と自分で思えるくらい,
「梅雨前線の研究をしているモテサクの正体」
を全霊を込めて書き綴り,
「このイカれた研究者の無様な生き様に触れているうちに
気付くと気象が分かっちゃう斬新なコンセプト」は,
多くの人に絶賛され,劇的に世界を変えてしまいました.

その売上部数は,一般向けの気象学の本としては
実に出版社始まって以来の驚異的なもの.

その数が??00.
?万?千じゃないよ.勿論??万でもなく.
??00です.

数年かけて再版かかれば・・・と思っていたのに,
モテキセンセイ,たった半年で??00,再版で?00,
スゴすぎます!!!

いやいや,へへ,スゴイ?オレ,すごいかなあ・・・

ちょっと待て.

なんか,違うな.

なんか違うぞ.

そーゆーことじゃないだろ.

一般向けで??00?買ってくれた人,
それはありがたいんですけど,みんな業界人.

一般じゃねーし.

誰のために書いたんだっけ?

えっと,例えばさ,

私って文系だから・・・
みたいに科学そのものにカベ作っちゃってる人いるでしょ.
そーゆー人の心のカベをだね,
このエンタメ性,ストーリー性で軽く超えて・・・

ねーーーし!

何のために書いたんだっけ?

丁度,震災の直後,
気象学も含めて科学そのものが多くの人から不信を抱かれ,
クレームが怖いから余計情報を出さなくなる研究者がいて,
なおさら不信が増幅して,
研究者も逆に一般の人々に不信を抱いて,
そんな不信スパイラルなぞ,
恥もショボさも全て晒したこの本が余裕で変えて・・・

いけてねーじゃん!

それどころか,全く気付かれてないんじゃ,意味ねーわ.

何故モテサクが?

気象なんか,なーーーーんも興味なかったのに,
一人の先生の人柄に惹かれて,
”研究”というライフスタイルを知り,
知識・能力うんぬんじゃなく,
好きなことを追求すれば人生の質を上げられるんだと
モテサクを見れば・・・・
分かって欲しいところだけど,ごらんよ,アナタ,

全然自由でも自在でもないじゃない

本なんかいくら書いたところで,
研究論文ださなきゃクビだぜ?って脅され.

仲間だと思っていた人達が

内から外からの圧力に行き詰まって心を病み.

随分身近なパパ友ママ友はおろか,
家族だって,人生の質を上げる,
なんてとても言える気がしない.

なんだろーな.
この行き詰まり感.
仲間はいるんだ.
もっといけるはずだろ.

なんでだ,どーしてこんなに窮屈で
制約ばかり感じてしまうんだ?

それはね.

狭いから.

狭すぎる.

関わってる人間関係がさ.

そりゃあ,せいぜい??00冊でしょ,
ってくらい狭いわけよ.

だって,お天気がスキな人しか関わってないんだもん.

そんなんでその外側にいる人間の価値観なんか理解できないし,
それが理解できてないから,
いくら自分で”最強のサイエンスエンターテイメント”
とかほざいても届くわけないっすわ.

・・・と長倉顕太という出版プロデューサーの
ある発信から聞きとれてしまったのです.

それが2013年2月.

なんだよ?世界観って・・・ 情報発信?
してるって,周りがヒクくらいには・・・
自己啓発?ってどういう意味でしたっけ・・・

よく分かんなくても,
10年で1000万部もの本を売ってきた長倉顕太は,
なんかすげーらしい.

いや,確かにすげーぞ.
ぶっ飛んでることをいってるようで,
かなり理詰めで矛盾を感じない.

とっても科学的に論理的にベストセラーや
すごい人の価値を引き出すプロデュースをしてる.
その中でも特にスゴイのが加藤秀視.

全て超ハイレベルな人間を
超ハイレベルに勝たせるプロセスがある.

加藤秀視さん本人や長倉顕太さん本人にも
実際に会って話して,
その動きに触れているうちに,
僕は自分が勝手に変わっていくことを体感していました.

見様見真似で,
他の6人の研究者との共著で出すことになっていた2冊目,
「天気と気象について わかっていることいないこと」
のプロデュース・プロモーションをかけてみると・・・

あ.オレ,ステージが上がったな,って.なったんです.

今までの人間関係を捨てる,ってことを特にしなくても,
自然と景色に現れて出会ってくれる人間の質が変わっていました.

業界は様々だけど,みんな,やればできる,って思ってる人.
考え方に縛りがなく,新しくやってくる常識外れのものからも,
素直に学んで成長してしまう人. 良い悪いじゃなく,
今どう感じるのか,ということに向き合える人.

そういう人にどんどん出会えるようになりました.

結果,2冊目は,4月に発売されてから5度の再版がかかり,

合計?万部!!

 

まだまだ全然なんだけども,桁を一つ増やす,
ってのが,ナガクライズムに感化されたことをキッカケに
わずか半年でできてしまった.

学術業界の狭い井戸の中から見れば,
10年かかっても出るかどうかという意味不明なほどの部数だけど,
井戸の外に出て知ってしまえば,井戸の中の方がむしろ意味不明っすわ.

そんなの,発信してるうちに入らんよ.
隠してるのとかわらんね.

不信,持たれてとーぜんだね,届けてないんだから・・・

研究者は,学術にマーケティングなんていらねーと思ってるけど,
こんなに影響力小さいなんて思いもよらないわけね.
影響力と自在性,こりゃあ,絶対手に入れないと,
自分もヤバイし,業界そのものすらもヤバイな.

よし,次のステージ,まだまだ行くぞ・・・

そこへまた,1ヶ月で処女作を5万部売る25歳,
池田潤くんみたいなモンスターがモテサクの人生に現れ・・・
なんと東京学芸大学のモテサクの授業で
特別講義までしてくれたりした。

そんな感じで必ずしも本だけじゃなく,それぞれ,
自分の中にある価値を信じようとする人が
わさわさ僕の人生に現れてくれるようになりました.

自分よりさらにぶっ飛んでたり、
イタかったりする人達がわさわさいる.

もう,自分のこと勇者とか言っちゃってたりとか.

スゴイぞ.モテサクなんて全然イタいヤツじゃないみたいだ!
むしろフツー過ぎて恥ずかしいくらいだ!!

よし,気象”楽”者モテサクもいいけど,
気持ちとしては,これでいこう.

パワーサイエンティスト.

誰か自分以外の人を勇気づけるための科学.

誰か自分以外の人の辛い想いを癒やすための科学.

敵と味方に対立してしまった感情的議論を
対等に整えるための科学.

上下関係や利害関係で歪んでしまった劣等感を
対等に整えるための科学.

あらゆる将来不安につけこまれて
誰かに奪われてしまった自信を取り戻すための科学.

そんな他人に力を与えるための科学を志す科学者.

それがパワーサイエンティスト.

同じ研究成果だって,同じ授業内容だって,
なんのために
誰のために
何故モテサクが
伝えているのか,
その意図と目的によって全く変わるんだ.

科学者としての地位が欲しくて論文書いてるんじゃない.

科学者としての名誉が欲しくて論文賞を受けたんじゃない.

科学者として目立ちたいから本を書いたんじゃない.

科学者として価値観を押し付けたいから授業してるんじゃない.

綺麗事じゃなく.

純粋に他人に力を与えるための科学を志す科学者.

それがモテサクの目指すパワーサイエンティストの在り方です.

 

参考動画:

モテサクパワーサイエンス・ダイジェスト 横浜市立八景小学校 5年 2014/10/28

八景小のみんなへ・モテサクの研究とみらい

NHK『学ぼう BOSAI』台風編 の制作・出演で激変した 私の教育観


モテサク先生にグーグル先生よりも勝る価値はあるのか?〜気象学から気象楽へ〜


【僕が空のドラマに惹きつけられる本当の理由】〜身近な疑問から始める気象楽〜

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