ファンキー学術界の頂点

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“孤独なバッタが群れるとき
―サバクトビバッタの相変異と大発生 (フィールドの生物学) [単行本] 
前野 ウルド浩太郎 著” 

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ファンキー学術,などという世界が,既にあるのか?

と言われれば,答えはノーだが,僕はあるべきだと思う.

そして本書は,その頂点に燦然と輝く歴史的名著だ.

 

本書に出会うまで,自称ファンキー学術世界一,の

つもりだった.でも,出会ってしまったら,認めるしかない.

 

期待を超える真摯さと狂気と知的興奮に満ちた圧倒的な面白さに感服.
何より素晴らしいと思ったのは,半端じゃ無い”自己開示”の度合い. 
彼の暗い過去や劣等感が,輝きに変わり,美しい光を放つ.
amzn.to/WDR6p2

ここまでやられたら,悔しくもなんともない.
その成”幸”が,ただただ羨ましい.
全ての研究者が読んで,そう思うはず.

科学がここまで面白いなら,食わず嫌いはもうやめよう.
科学が苦手な人も,絶対そう思うに違いない.

この本のエンターテインメント性は,その辺のエンタメを既に超えている.
平易なだけではない,フィクションをも超えるエンタメ性があるのだ.
それでありながら,内容は至って高度で専門的で一切手を抜いていない.

こんなことが可能なのか・・・
自分がやろうとしたことの遥か上を行く32歳の圧倒的な才能に呆然とした.
amzn.to/WDR6p2

モテサクは感動屋だから,大袈裟なんだろう.
そう思う人もいるかもしれない.
ならば,他の人の書評ブログを冷静にお読みになるといい.

[バッタ博士によるバッタ本の目次がキてる件]
http://bit.ly/TBy7yg
目次だけでお腹いっぱいかもしれないが,本文はもっとスゴイ.

紀伊國屋書評空間 小説家・朱野帰子の書評ブログ
http://bit.ly/WJhXzS
プロの小説家をして「頭から離れなくなってしまう悪魔の書」

”最初に書いておこう。
本書は今年読んだノンフィクションの中で、一番面白かった。”
http://bit.ly/TByXuV
”内容的にはかなり専門向けな本で、これほど面白いものは滅多にない”

これだけの知的興奮がたった2100円?
安すぎるくらいだ.
amzn.to/WDR6p2

カバーがちょっと地味だけど,内容からしたら,
ベストセラーになっても全然驚かない.

僕は彼を心から尊敬し,応援したいので,みなさんにお願いがあります.
amzn.to/WDR6p2
で,「いいね!」の1クリック,
Kindle化リクエスト」の1クリック,
是非してあげて下さい.

 

 

 

motesaku
気象楽者 海洋研究開発機構 研究員 東京学芸大学教員養成課程 非常勤講師(地学実験・気象楽プログラム担当) 39歳 気象楽者。 2012年「梅雨前線の正体(東京堂出版,2015年現在3刷り)」を上梓し、気象学を童話的ストーリーで「文系だから・・・」と苦手意識を持つ人達にこそ伝え、楽しみ、共に考える取り組みを始める。 しかし、ただ親しみ、楽しむだけでは、天気・気象に「受け身」のまま、情報に振り回されてしまう人が多いことに気付き、「能動的」に天気と付き合い、向き合うための活動として、「サイエンスパフェ」を始める。 2013年「天気と気象についてわかっていることいないこと(ベレ出版)」を上梓し、気象学と日常生活を楽しみながら能動的に結びつけるための方法を提案する。 2014年4月「ニコニコ超会議・ニコニコ学会β」に登壇し、4万人の視聴者の前で「JAMSTEC・・・大丈夫か」と心配される。 NHK教育テレビ「学ぼうBOSAI」の出演・製作を経験し、災害情報発信の在り方を模索する中、講演依頼の増加に伴って、全ての人が災害を倒すためにできることに向き合う「災害バスターズプログラム」を立ち上げる。 生い立ちや赤裸々なプライベートはこちらを。 モテサク伝説@storys.jp

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