PM2.5予測システムを今後も継続運用していくためのクラウドファンディングを応援してください

PM2.5予測システムを今後も継続運用していくために https://readyfor.jp/projects/sprintars2018   黄砂を含めたPM2.5の飛散が激しい昨今ですが、   あなたはその予報システムがあることをご存知でしょうか? 九州大学の竹村俊彦教授は、PM2.5の予測システムを研究用に独自開発した方です。 それを研究用途だけでなく、日々の予測結果を公開することで、毎日10万以上のアクセスがある社会インフラとして貢献してきました。   しかしもともとは、研究用のシステムで、気象庁のように現業機関の専門担当者が運用しているわけではないため、竹村さん1人で授業や論文執筆のかたわらで対処して維持しています。   これだけ社会インフラとしての役割を担うに至った予測システムの安定維持のためには、彼1人の睡眠時間を削るだけでは限界があります。 そのためのクラウドファンディングを是非応援してあげてください。 PM2.5予測システムを今後も継続運用していくために https://readyfor.jp/projects/sprintars2018   寄付は1000円からできます。 5万円以上の寄付では予測システムのサイトに出資者として名前が掲載されます。 サイトのシェアやRTだけでも大きな後押しになります。 社会全体として、こうした気象庁以外の予測システムを国民の力で支えていくことは、今後非常に重要なことだと思います。 是非。いや絶対。本当に。お願いします。 *茂木はひとまず1万円出資しております。

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モテサク、春の気象学会発表2018

今回は、発表時間13分と質疑時間4分と余裕があって、所内セミナーのようなアットホーム感でゆっくり議論できました。 内容が固まらないままぶっつけ本番で話してみたら、話してるうちに結構面白い内容だったので、やっぱ学会発表は大事です。 集まった人と前後の発表者の流れと自分の用意したスライドが、自然とデータのポイントを引き出してくれるような感じでした。 Pre-YMCとYMC期間中のMJO通過に伴う スマトラ西方沖縁辺海の混合層変動

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MR1708感想文「MR1504(Pre-YMC)とMR1708(YMC)の比較」

 2年前と比較して、今回最も印象に残ったのは、とにかくめちゃくちゃ船酔いしたこと。前半のTRITONミッションから測線に入るまで、ずっっっと酔い止めのお世話になってしまった。酔い止めを飲み過ぎてはいかんと思い、測線に入る前の4日間酔い止めをやめて慣れようと試みたが、寝てもさめても頭痛と吐き気に襲われるばかりで全く慣れなかった。諦めて再びトラベルミンのお世話になり、定点中もターボマップの夜シフトに慣れるまでしばらく念のため、酔い止め漬けになった。 海嶺を越えて縁辺海に入れば外洋のような揺れはないはず、と2年前の経験をそのままあてはめて希望的に予想していたが、全く当たらず、外洋と変わらぬ波高2−3mの日が続いた。そういえば、2年前は、MJOが来る前の穏やかな東風で風速5m/s以下の日がほとんどだった。 今回は、定点に入る頃には既に1つ目のMJOが通過した後で10m/s以上の風速は降水系が来る度に当たり前のように吹きすさび、ときに20m/sを超えた。今考えれば当たり前だが、海嶺の内側だろうと強い西風のもとでは波が高いのだ。自分の主観的な経験に基づく希望的な憶測が高い確率で正しくないことを痛感させられた。だからこそ、客観的なデータをしっかり比較する価値を改めて強く感じることができた。  2年前は、1日1回実施した海洋乱流観測を1日8回に増やしてその夜シフトに入った。定点の位置がスマトラ西岸から50kmか100kmかという違いは意外と大きそうだ。観測期間のほとんどがMJOの通過前だったか、通過後だったか、という差もはっきりありそうだ。 実際、SSTは30℃超えが当たり前でMJO通過時に1℃下がったという変化の振幅が大きかった2年前に比べて、今回は28.7-29.1℃の0.5℃以下の範囲で規則的に日変化を繰り返しており、大気場もその影響を大きく受けているはずだ。一方で、塩分は2年前よりも激しく変化し、流向・流速の変化も激しかった。すなわち、定点の時系列には、混合層の上部、下部、水温躍層、躍層より下で様々な方向からの移流を考慮する必要がある。移流の影響を流速が20cm/s前後で流向も安定していた2年前は、ほとんど感じることがなかった。 しかし、今回は、塩分のプロファイルを一本ずつ見ているだけで、はっきりと別の海水が特定の層に入ってくることを見分けられるほど大きな変化があり、その目まぐるしさがとても楽しかった。それに概ね対応した乱流の強弱も基本的には捉えられたように思われる。  トラブルの多い中でも、観測技術員の末吉さん、徳長さん、大山さん、多和田さん、觀測士の村上さん、JAMSTECの堀井さん、東大の松岸くん、ハワイ大のケルビンさんには、本当に助けて頂いた。また、甲板部の方々には、デリケートな投入作業を昼夜問わず丁寧にして頂いた。ブリッジと機関部の連携による操船もキャスト毎に流れが複雑に変わる中、安全に対応して頂いているのが今回は前回よりよく理解できた。本当に感謝である。  船内生活においても、前回と大きく異る条件を体験することができた。前回は上甲板の一人部屋だったが、今回は4人部屋を堀井さんと2人で使用というある意味空間的な贅沢を享受した。 船酔いを紛らわすのに堀井さんがずっと話し相手になってくれたことは大きかった。船内放送で流れる「半沢直樹」を見たり、堀井さんの持ち込んだギターを弾いたりするのも船酔いを紛らわすのに不思議なほど有効だった。お互いに本来の専門が海洋学と気象学で違っていながら、大気海洋相互作用研究をする者同士、知見と新鮮なアイデアを気楽に共有し、船内での初期解析を進めるモチベーションにもなった。 そうした会話の中から生まれた船内での疑問や興味深い作業を自分なりに取材し、ブログに記事化する作業も楽しかった。ブログ書きは一つの生きがいとなった。実際、ただ眺めているよりも書こうとすることで勉強になり、日本語版と英語版の両方を常に書くことは苦労ではなくとにかく楽しかった。 2年前の経験に惑わされつつもそれを活かして進化できたと思う。

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よしこ参上!

よしこ参上!作業中はデキる人オーラばりばりですが、話すとめちゃめちゃ明るくて超親しみやすいマリンテクニシャン石川賀子さん(マリンワークジャパン)。CTD採水やバケツ採水のサンプルから栄養塩の分析装置にかけてデータにおとしていきます。栄養塩とは、植物プランクトンにとっての肥料で、窒素やリン、ケイ素を含む化合物。電気的なセンサー計測ができないので、分析技術を持った人の手での作業が必要になります。モテサクは栄養塩について今まであまり気にしたことがありませんでしたが、よしこさんの説明聞いているうちに、これはちゃんと見ないと、という気になりました。よしこさん、グッジョブ!

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ぼくらの初日の出

新年、あけましておめでとうございます。今年も引き続きインド洋上で雨雲の観測を行っております。2018年1月1日00UTC(世界標準時)、07LST(現地時刻)まで、合計225回のターボマップ観測を実施しました。新年早々に時間100ミリの土砂降りで滝行に打たれながら、サーチライトに照らされた夜の虹は、MJOの訪れを感じさせました。ぼくらの初日の出は、ぼくらの心の中に清々しく昇りました。

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後村さんの後ろ姿が凛々し過ぎる件

CTD観測開始時は、水面に入っていく瞬間の衝撃が若干あるので、ダメージを受けていないかセンサーを見守るのも大事な作業の一つです(一枚目の写真)。後村大樹さん(マリンワークジャパン)の背中が凛々しいのは、その行いの尊さから滲み出たものなのです。 そんな後村さん、前から撮った2枚目の写真で分かる通り、本当に笑いを絶やさない人です。堀井さんとモテサクがどれほどスキか、良く分かる写真でしょ?後ろ姿が凛々しくて、前姿が常に明るい、どちらも長い船旅で欠かせないものです。

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