ジョブズ関連本で一番好きです.

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昨年から10冊ほど読んだジョブズ関連本の中で,
これが一番好きです.

多くの関連本があるなかで,
有名なエピソードとは一線を画したシーン描写が満載です.

その独自性の高さは,そのまま説得力の高さでもあります.

10章もある豊富な内容をシンプルに書くなんてできるのかな,
と思ったりしましたが,清々しいまでにシンプルです.

各章を構成する段落がシンプル.
各段落を構成する文章がシンプル.
各文を構成する表現がシンプル.

そりゃあ,何章だろうとシンプルだわ.

にも関わらず,ここまでシンプルに削ぎ落とす推敲を重ねていながら、
なお謙虚さを全く失っていません.

「どれほど推敲し、刈りこんでいても、
もう余分な語はないと思える文章に私はまだ出会ったことがない.」

「必死になって物事をじっくりと見れば、
いつでもどこか削れるところが見つかるはずだ.」

「アイデアを本質まで削ったときにだけ、
それは誇れるものになるのだ.」

全ての文章がこの調子です.

これを書いていたら,3回目をまた読み直したくなってきました.
オススメ過ぎて知り合い全員に配りたいくらいです.

Think Simple―アップルを生みだす熱狂的哲学

Think Simple―アップルを生みだす熱狂的哲学

motesaku
気象楽者 海洋研究開発機構 研究員 東京学芸大学教員養成課程 非常勤講師(地学実験・気象楽プログラム担当) 39歳 気象楽者。 2012年「梅雨前線の正体(東京堂出版,2015年現在3刷り)」を上梓し、気象学を童話的ストーリーで「文系だから・・・」と苦手意識を持つ人達にこそ伝え、楽しみ、共に考える取り組みを始める。 しかし、ただ親しみ、楽しむだけでは、天気・気象に「受け身」のまま、情報に振り回されてしまう人が多いことに気付き、「能動的」に天気と付き合い、向き合うための活動として、「サイエンスパフェ」を始める。 2013年「天気と気象についてわかっていることいないこと(ベレ出版)」を上梓し、気象学と日常生活を楽しみながら能動的に結びつけるための方法を提案する。 2014年4月「ニコニコ超会議・ニコニコ学会β」に登壇し、4万人の視聴者の前で「JAMSTEC・・・大丈夫か」と心配される。 NHK教育テレビ「学ぼうBOSAI」の出演・製作を経験し、災害情報発信の在り方を模索する中、講演依頼の増加に伴って、全ての人が災害を倒すためにできることに向き合う「災害バスターズプログラム」を立ち上げる。 生い立ちや赤裸々なプライベートはこちらを。 モテサク伝説@storys.jp

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