W杯「なでしこジャパン」からあの華麗なパスワークを奪ったら

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あったりまえだけど、あえて想像してみます。

「なでしこジャパン」からパスワークを奪ったら

W杯2015の準優勝という素晴らしい成績は絶対にムリだったでしょう.

うん、まあ、そりゃそうでしょう。

どんだけ最後まで諦めない気持ちがあっても

あの素晴らしいパスワークをなでしこジャパンから奪ったら,

予選リーグも突破できなかったはずでしょう.

うん、まあ、そりゃそうでしょう。

なんでそんな仮定を問うのかって?

まあ、いいじゃない、もう少しその無理な仮定で引っ張ってみましょう。

 

ドリブルに長けた岩渕.

決定的な場面で素晴らしいシュートを決めまくった宮間.

自分より大きなカラダのディフェンダーにも当たり負けずに攻め続けた大儀見.

あらゆる角度からのシュートをことごとく防いだ海堀.

でもそれぞれそれらがどんなに素晴らしいプレーや技術であってもそれだけで勝てるような相手は,見てて1チームもなかった.

 

スイスもカメルーンもエクアドルもオランダもイングランドも.

 

どこも素晴らしい長所をなでしこジャパンにぶつけてず~~~っとハラハラしながらギリギリ勝ち上がっていくところに感動があり,なでしこジャパンの凄みがあった.

 

それをもたらしたのは,誰もが認めるパスワークの緻密さ.

 

はい、そうだね、改めて、ってかみんな知ってるって。

 

だけど、改めて「パスワーク」の価値ってなんなのか、自分にも繋がるところがあるんじゃないか?と思って、もうちょっと書いてみるよ。

 

個々の選手は,自分が活躍することよりも,自分の持っている長所を仲間につないで,仲間の長所を引き出していく.

一言でいったらパスワークが素晴らしかったですね,で終わりかもしれないけど,ただそれだけだったらあんなに感動しないと思うんだ.

パスワーク,つまり,仲間の長所と自分の長所をより強く,もっともっと強くつなげていく,それによって最終的に「ゴール」という価値を生み出す.

そのプロセスに僕らは感動したんじゃないかな.

 

いともカンタンにスーパーシュートで楽勝で勝ち上がってたら,それはそれでスゴイけど,あの準優勝に涙が出るほど感動しなかったと思う.

いくら同じ日本のチームだからっていっても,そこまで感動するには,

その準優勝が生まれるまでのストーリーがあって,

そのストーリーの文脈をつないでいた一番の要素が

「華麗なパスワーク」

だったんだ.

なでしこジャパンは,ぼくらにサッカーを通して

「つながる力」

の生み出す絶大な価値を目に見えるようにしてくれた.

サッカーなんかモテサクは全然できないんだけど,そんなモテサクにも「つながる力」のスゴさは共通して感じられる.

だから感動したんじゃないかな.

モテサクもモテサクのフィールドで「つながる力」を発揮してもっともっと大きな価値を生み出そう.

そう思わせてくれるから,最後の最後まで,決勝のアメリカ戦では,点差をつけられてしまっていても,目が離せなかった.

結果3点差もつけられて負けてしまった準優勝でも,心から誇らしく思えた.

それは,なでしこジャパンが「1つになる」ということをそこで示していから.

自分のフィールドでもそれが必ずできる,と信じさせてくれたから.

でも普通は,スポーツはスポーツ,自分の現場で起こる現実とはなかなか結びつかないで,ああ,感動したな,で終わってしまう.

本当は,そこから本質が分かっていれば,自分の現場に何かで感動して感じ取ったり学び取ったことを落とし込めるはずなのに.

そういうことを結びつけて,自分の現実を変えていける人になりたい,そんな技術を知りたい.

そんな技術を知っている人がモテサクの中では一人だけいる.

モテサクは実際にその人にあって目の前でその技術が見事に様々な人が現実を変えて,価値を生み出していくのを見てきた.

もちろんモテサク自身もどんどん変わった.

ずっと思ってたのは,実際に会ってない人にもそれ是非伝えられませんかね,ってことです.

きっとその人もアスリートを変え,アーティストを変え,経営者を変え,一方では,非行に走ってしまった子供達も変えて圧倒的な結果を出し続けてきた中で,もっと多くの人にその技術を手渡せるようにしたかったんだと思う.

なでしこジャパンがサッカーでみせたつながる力と僕らが日常で現実を変えて価値を生み出すためのつながる力.

それを結びつけるための方法が具体的にわかるコンテンツが本当に欲しかった.

その兼ねてからの願いが7月14日にかなう.

ONE 「1つになる」ということ

というタイトルに全てがつまってるのは伝わると思います.

なでしこジャパンがサッカーでみせたつながる力と僕らが日常で現実を変えて価値を生み出すためのつながる力.

それが

ONE 「1つになる」ということ

で目に見えるカタチになる.

そしてそれを目にした多くの人達が次々になでしこのメンバーのように価値をつないで,自分の大事な人の長所を引き出し,自分の良さもますます引き出してもらえて,本当に叶えたいゴールに辿り着く.

その過程が苦しくても必死に走り続けること自体が楽しい.

そうなる人が今年は周りにどんどん増えていく.

それぞれがなでしこジャパンのような感動が周りに与えまくって,みんなが感動に満ちた自分のプレーをやりきれるようになる.

そんな大きな変化をおこす一人になれることがモテサクは本当に嬉しい.

ONE 「1つになる」ということ
加藤秀視 著

motesaku
気象楽者 海洋研究開発機構 研究員 東京学芸大学教員養成課程 非常勤講師(地学実験・気象楽プログラム担当) 39歳 気象楽者。 2012年「梅雨前線の正体(東京堂出版,2015年現在3刷り)」を上梓し、気象学を童話的ストーリーで「文系だから・・・」と苦手意識を持つ人達にこそ伝え、楽しみ、共に考える取り組みを始める。 しかし、ただ親しみ、楽しむだけでは、天気・気象に「受け身」のまま、情報に振り回されてしまう人が多いことに気付き、「能動的」に天気と付き合い、向き合うための活動として、「サイエンスパフェ」を始める。 2013年「天気と気象についてわかっていることいないこと(ベレ出版)」を上梓し、気象学と日常生活を楽しみながら能動的に結びつけるための方法を提案する。 2014年4月「ニコニコ超会議・ニコニコ学会β」に登壇し、4万人の視聴者の前で「JAMSTEC・・・大丈夫か」と心配される。 NHK教育テレビ「学ぼうBOSAI」の出演・製作を経験し、災害情報発信の在り方を模索する中、講演依頼の増加に伴って、全ての人が災害を倒すためにできることに向き合う「災害バスターズプログラム」を立ち上げる。 生い立ちや赤裸々なプライベートはこちらを。 モテサク伝説@storys.jp

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