モテサク新作,第七章に提示された未来予想図

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「天気と気象について
わかっていること いないこと」
ベレ出版
筆保 弘徳 (著, 編集), 芳村 圭 (著, 編集),
稲津 將 (著),吉野 純 (著), 加藤 輝之 (著),
7人の若手研究者仲間で一気に創りあげた,
新作発売まであと1日。
第七章「天気予報の研究」の執筆担当は,
三好建正さん.
若手中心の執筆者の中でも最年少の35才,
それでいて世界的にトガッた研究者として,
類稀な存在感を示す天才肌です.

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天気予報について書かれた本は,
気象予報士の参考書なども含めると
膨大な数になります.
そうした中で三好さんの語る
天気予報の話は,
今まで見聞きしてきたことと
完全に一線を画しています.
「何事も将来のことを知りたい
というのは人間のつねでしょう」
「天気に限らず,
先のことを知りたい
と思うことは多くあり,
人間の根源的な欲のひとつ
かもしれません」
そこまで立ち返りますか・・・
競馬の予想,
占い,
おみくじ,
いずれも未来を知ろうとする
「予測」
には違いありませんが,
「天気予報」とは,
それらとどう違う行為なのでしょうか?
ここに気象学という科学の真髄が
凝縮しているということを
この第七章は,鮮やかに示してくれます.
天気予報,というある意味,
私達の生活に最も身近な技術が
最終章で語られることに
どういう意図があるのか.
三好さんが示す天気予報の研究の
未来予想図を知るとき,
きっと分かって頂けると思います.
7. 天気予報の研究 【三好建正】
7.1 コンピュータを使った天気予報
・天気のコンピュータ・シミュレーション
・観測データを取り込むデータ同化
・コンピュータの発展と天気予報
7.2 天気予報の当たり外れ ~天気とカオス~
・予測の科学
・天気とカオス
・当たりやすさを予報するアンサンブル予報
7.3 天気予報研究の未来 ~カオスへの挑戦~
・逆転の発想:当たりやすさを予測因子に?
・高度なデータ同化を探る
・データ同化でモデルを磨く
・データ同化で観測を最適化する

・統合地球環境システムへ

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motesaku
気象楽者 海洋研究開発機構 研究員 東京学芸大学教員養成課程 非常勤講師(地学実験・気象楽プログラム担当) 39歳 気象楽者。 2012年「梅雨前線の正体(東京堂出版,2015年現在3刷り)」を上梓し、気象学を童話的ストーリーで「文系だから・・・」と苦手意識を持つ人達にこそ伝え、楽しみ、共に考える取り組みを始める。 しかし、ただ親しみ、楽しむだけでは、天気・気象に「受け身」のまま、情報に振り回されてしまう人が多いことに気付き、「能動的」に天気と付き合い、向き合うための活動として、「サイエンスパフェ」を始める。 2013年「天気と気象についてわかっていることいないこと(ベレ出版)」を上梓し、気象学と日常生活を楽しみながら能動的に結びつけるための方法を提案する。 2014年4月「ニコニコ超会議・ニコニコ学会β」に登壇し、4万人の視聴者の前で「JAMSTEC・・・大丈夫か」と心配される。 NHK教育テレビ「学ぼうBOSAI」の出演・製作を経験し、災害情報発信の在り方を模索する中、講演依頼の増加に伴って、全ての人が災害を倒すためにできることに向き合う「災害バスターズプログラム」を立ち上げる。 生い立ちや赤裸々なプライベートはこちらを。 モテサク伝説@storys.jp

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