7人の若手研究者の魂を
ぎゅうぎゅうに詰め込んだ
今回の新作.
内容は中学理科をやっていれば,
文系,理系に関わらず最後まで読み切れる,
空の不思議の数々を
解きほぐすためのストーリー.
温帯低気圧(参考:衝撃の第一章をチラ見)
台風(参考:台風の中心でEYEを叫ぶ第二章)
竜巻(参考:ノーベル賞級の・・・第三章)
集中豪雨(参考:最大のヤマ場の第四章)
梅雨(参考:第五章で描いた”5番目の季節”)
水循環(参考:彩りの魔術師現る第六章)
天気予報(参考:第七章で提示された未来予想図)
それぞれ躍動する空の楽しさを
入門から最先端研究まで
35ページ程度で
ジェットコースターのように
突き抜けるコンセプト.
最も読んで欲しいと想定したのは,
今,現在,大学生である
”あなた”
です.
僕らは,
単なる知識を上から目線で教え込もう,
なんてさらさら思いません.
今,気象学における鮮度の高い,
ピチピチの課題や挑戦に,
あなたにも同志として,
リアリティを持って”参加”して欲しい,
そう思っています.
勿論,いきなり無理難題に挑もう,
というのではありません.
ただ,つい10年前まであなたと
同じ大学生だった僕らが,
今,現場で何を喜びとし,
何を悩んで,どんな未来を見ているのか.
決してスマートなばかりではない,
僕らの”生き様”から,
そのエネルギーを感じ取って貰えたら,
と思っています.
左脳だけで単なる知識や情報を
整理して終わりでは,
あなたがきっと退屈してしまう,
それはとても良くわかります.
だから.
右脳も使って,
感情の起伏を上手く理解を深めるための
スパイスにしてもらえたら,
そんな要素をたくさん盛り込みました.
あなたが気に入るスパイスを
この本できっと見つけて貰えると
信じています.
正直言って,立読みでもいいです.
あなたにとって
本当に必要な気象の智恵を
見つけて,そして,それを
少しでも多くの人に
教えてあげて欲しい.
自分が大切だと思った知恵を,
他の誰かに教えることで,
その理解は本当に脳の深くまで
染みこんでいきます.
できれば,たくさんの人に,
あなたが得たことを伝えて,
気象学の知恵を広めることに
協力してくれたら,
先の見えない明日の空が
ちょっとステキに映えるかも.
最後に.
かつて,大学生だったあなたにも,
僕は,同じ想いでいます(・∀・)
たくさんの人に,この
”7色のジェットコースター”
の楽しさを存分に味わって欲しい,
そう心から願っています.