ジョブズ関連本で一番好きです.

Think Simple―アップルを生みだす熱狂的哲学/NHK出版 ¥1,680 Amazon.co.jp 昨年から10冊ほど読んだジョブズ関連本の中で, これが一番好きです. 多くの関連本があるなかで, 有名なエピソードとは一線を画したシーン描写が満載です. その独自性の高さは,そのまま説得力の高さでもあります. 10章もある豊富な内容をシンプルに書くなんてできるのかな, と思ったりしましたが,清々しいまでにシンプルです. 各章を構成する段落がシンプル. 各段落を構成する文章がシンプル. 各文を構成する表現がシンプル. そりゃあ,何章だろうとシンプルだわ. にも関わらず,ここまでシンプルに削ぎ落とす推敲を重ねていながら、 なお謙虚さを全く失っていません. 「どれほど推敲し、刈りこんでいても、 もう余分な語はないと思える文章に私はまだ出会ったことがない.」 「必死になって物事をじっくりと見れば、 いつでもどこか削れるところが見つかるはずだ.」 「アイデアを本質まで削ったときにだけ、 それは誇れるものになるのだ.」 全ての文章がこの調子です. これを書いていたら,3回目をまた読み直したくなってきました. オススメ過ぎて知り合い全員に配りたいくらいです. Think Simple―アップルを生みだす熱狂的哲学/NHK出版 ¥1,680 Amazon.co.jp

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みんな揃って入るのは多分初めてじゃないかと.

Amazon[地球科学]の中で最も人気のある本30位以内に, 「梅雨前線の正体」を含む 新しい気象技術と気象学のシリーズ全6巻が全て入ってます!! http://amzn.to/POJuf7 ありがとうございます(・∀・) 下記,Amazonページでの「いいね!」も 是非よろしくお願いします! Vol. 6: http://amzn.to/Rl2Men (Purple) 5位 最先端の気象観測 Vol. 5: http://amzn.to/Thhg0N (Red) 15位 激しい大気現象 Vol. 4: http://amzn.to/SYX8Cv (Orange) 6位 梅雨前線の正体 Vol. 3: http://amzn.to/Rl2ELL (Light Green) 17位 長期予報のしくみ Vol. 2: http://amzn.to/RXbGgO (Green) 20位 日本付近低気圧のいろいろ Vol. 1: http://amzn.to/THquzA (Blue) 21位 天気予報のいま シリーズ本で全巻揃って上位入賞って,なんだかチームが評価された, みたいな感覚でとても嬉しいです(・∀・) どれもステキな本なので,気象予報士試験対策などにも是非お使い下さいませ〜.

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著書「梅雨前線の正体」へご招待

6月に出版された初の著作「梅雨前線の正体」. 内容は,そのままですが, 執筆・制作のポリシーは, ポジティブオンリー・テイク・ア・リスク( 前だけ向いて当たって砕けろ)。 もう我ながらアホかというほど、そんな感じです。 そんなにたくさん本読んでる方ではないですけど、構成、説明、デザイン、付録、索引、PV、あらゆる部分において、 「こんな本]ねーよ!」 ってことでも思いつくままにほとんどのことが実現されました。 「無理ならいいんですけど、、、こんなんできます?」 「すごい!!!!それは思いつきませんでした。やりましょう!!!!」 出版社の制作担当の方とこんなやりとりをこの2週間だけで何十回やったか分かりませんが、ダメ元のつもりが9割以上実現できちゃいました。 これまでこんなに強く「やればできんじゃん!!!」って思ったことない気がします。 本のこと以外で、 「やっても無理なんじゃないか」 と行動も起こさずに諦めてる、あるいは、諦めてしまったことすら忘れてることが結構あるような気がして、もう一回振り返りたくなりました。 ポジティブオンリー・テイク・ア・リスク。 #熱帯気象学の古典理論:positive-only wave CISKから語呂をモジったのは、勿論です。 #何ソレ?という人は、、、本当に気になったら調べてみてくださいね。

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研究成果一般向け発信の意味

2012年のノーベル生理学・医学賞が決まった 京都大学の山中伸弥教授のインタビュー記事で, 研究成果発信の意味について触れられています. 「研究者を“憧れの職業”に」、ノーベル賞山中伸弥・京都大学教授 山中教授は, ”日本では研究者の地位があまりにも低く, 魅力的な仕事に見えていない”ことが, ”深刻な理系離れ”を招いている, という見解を示しておられます. そしてどうすべきか,という点の一つとして, ”自分たちの仕事について,一般の人たちの分かる言葉で,発信していくべき” ”日本を支えているのだという誇りを内に秘めるだけでなく外に出すべき” という発信の重要性を強調しています. 次の言葉は,研究者の立場,あるいは研究者を支える立場や組織に いる方なら誰もが突き刺さるように感じることではないでしょうか? ”日本の研究現場は、今危機に瀕しています。 東京電力の福島第1原子力発電所事故が起こり、 原子力の安全神話は崩れました。 科学者は良いことばかり言って、 重要なことを隠しているのではないかと、 科学者に対する不信感やアレルギーが高まっているかもしれない。 こういう時期だからこそ、 科学者からの情報発信が大切なのではないでしょうか。” 僕もこれとほぼ同じことを思い,某所で ある復興支援に関わる会でのスピーチ スピーチしたりしてます. 一方で,そうした理想論だけではなく, ”発見した時は、論文を書きたくありませんでした。 論文を書いたら、すぐさまライバルの研究者たちが、 こぞって追いかけてくるのが分かっていたからです。” というジレンマにも率直に語っています. そのジレンマを解消するために ”プロのサポートスタッフを雇用する枠組み” の必要性は,研究者なら誰もが感じるはずですが, そこに対する理解がもっと多くの人に共有されたら, 状況はもっと健康的になるのではないかと感じました. これは分野によって,特許の問題が絡んだり, 産学連携があったりなかったり,事情は少しずつ 異なることなので一概に正解の見える話でもありません. 地球科学分野での例として,NASAでは,研究成果の発表は, 非常に厳しく管理されてると聞きます. 一方で組織としては戦略的に公開するチャンネルを開いてて, 何百ものコメントが寄せられる窓口を設けています. http://bit.ly/VXOHbf NASA Youtube Channel これなら,一方では成果発信を厳重に管理していても, 「研究者たちは隠してる」と感じない気がしました. これはこれでアメリカの作り出したバランスなんだと思います. 日本は日本であちこち条件が違いすぎるので 単純に個々の取り組みを真似しようとしても 上手く行かないでしょうが, 「研究者・研究組織が知見や見識を公に発信する」 ということへの意識は,素直に学ぶべきだなと思っています. そして,僕が感じているのは, 「動画の利用は何らかの形で間違いなく必要」 だということです. 一番大きいのは, 「会ったことないのに知り合いのような親近感」 が信頼を構築する上で圧倒的に有効に働くことです. 音声,映像,字幕,その全てを合わせて, ノーコストで誰でも発信できるプラットフォームとして, Youtubeの利用は業界を問わず避けて通れない気がしています. 別に学会発表じゃなくてもいいと思います. 発信できる素材,研究者として誰でも必ず何か持ってるはずです. 何を動画で発信できるか,一度考えてみてはどうでしょうか? 研究者の発信の意味は,研究業界全体の状況を支え, 好転させていくための”投資”のようなものではないか, と僕は思います. 組織として取り組めば,きちんと組織にリターンはあると思います. 個人として取り組んでみて,僕は本当に大きなリターンを 得られていると実感しています. 参考文献: 研究発表動画Web公開の魅力と危険 学術講演動画公開の3つのメリット

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学術講演動画公開の3つのメリット

まずは茂木の学会発表の公開資料を御覧ください. 2012年度日本気象学会秋季大会 「CINDY期間中の解析誤差分布の特徴」 スライド:http://slidesha.re/PJCAHD 講演動画(7分):http://bit.ly/PJCeAL 議論を正確かつ客観的に振り返ることができる →報告書等を書く労力が最小化できる 客観解析データの誤差が大きくなるのは, 雲がたくさんできて, 大気が乱れていることを表す, という点をもう少し丁寧に話せたら良かったと思います. 僅かな質疑応答の時間を無限大にすることができる →講演参加費に対する利益を最大化 みなさん,お気づきの点,疑問,異なるアイデア, なんでもお寄せ下さいませ(・∀・) それが多ければ多いほど, 講演する権利に8000円を払って申し込んだ僕にとっての利益 は,最大化される,と言えます. 聴講した人にとっても, 聴講する権利に払った4000円 の投資に対するリターンが最大化される,と言えます. 無料で動画観られるなら,聴講料と旅費払って, ライブに行った人は,損じゃないか? という声もたまに聞きます. 野球でもサッカーでも実際の試合を一生懸命応援に行っている人は, テレビ中継でタダで観られるのを知ってて足を運んでるわけですが, それは損なのでしょうか? 僕はそうは思いませんが,みなさんはどうですか? あくまでその場に足を運んで, 同じ空気を吸い, 同じ時間を過ごす, 動画には映らない時間で会話を交わしたり, 別の人のポスターの前で一緒に激論を交わしたり, 僕はそうしたことに最大の価値を感じているので, 無料で参加しない人が動画を観られたとしても, 全く損したと思いません. むしろ,動画を観て,学会の楽しさの一端に触れ, いつか参加しようと思う人が一人でもいて, その人と学会でアイデアを交わせる日が来る可能性を考えれば, 得すること以外にイメージが湧きません. っていうのはポジティブ過ぎますかね・・・ ポジティブ・オンリー・テイク・ア・リスク が売りですんでね. 何の苦労もなく一般社会へのアウトリーチが出来る – →一般社会からの信頼感を最大化 信頼頂くために絶対的に必要なことは, 「隠さないこと」 だと僕は思っています. 隠していないものを,見るか,見ないか,それは, それぞれの興味や立場によって勿論自由ですが, 公開せずに信頼されることは無理だと思います. 「アイデアを盗まれたらどうする?」と心配して 下さる方もいますが,スライドとわずか7分の話を 聞いただけで盗まれて追い抜かれる程度のものなら, そんなのはプロの仕事なのか?という気もしています. ただし,製品の特許に関わる,とか,僕にとっては, 実際の体験のない世界など,必ずしも当てはまらない 分野や領域があることもまた事実です. TEDのようにアイデアを広げることに至上の価値がある, そういうテーマもあれば, 特許のようにきちんと守ることが結果的に世界を良くする, という場面もあります. 地球科学という分野の性質は基本的に前者だと僕は思いますが, それは勿論絶対のものでもありません. でも何も考えずに何となく根拠も実践もなく,公開を怖がる, というのは,違うな,というのが今の僕の考えです. 今は,ただ, ”やってみなくちゃ分からない,答えは大科学実験で!” という実験の最中なので,答えは僕にもありません. 実験がまとまったらまたご報告します. 実験に際してのアドバイスなどありましたら,是非お寄せ下さいませ(・∀・) この議論に付き合ってくれた九州大学修士課程の林未知也くんが, ”危険”についてもキチンと見据えた秀逸な考察を 下記のブログにまとめてくれています. 研究発表動画Web公開の魅力と危険 あわせて御覧くださいませ.

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ジョブズ関連本で一番好きです.

昨年から10冊ほど読んだジョブズ関連本の中で, これが一番好きです. 多くの関連本があるなかで, 有名なエピソードとは一線を画したシーン描写が満載です. その独自性の高さは,そのまま説得力の高さでもあります. 10章もある豊富な内容をシンプルに書くなんてできるのかな, と思ったりしましたが,清々しいまでにシンプルです. 各章を構成する段落がシンプル. 各段落を構成する文章がシンプル. 各文を構成する表現がシンプル. そりゃあ,何章だろうとシンプルだわ. にも関わらず,ここまでシンプルに削ぎ落とす推敲を重ねていながら、 なお謙虚さを全く失っていません. 「どれほど推敲し、刈りこんでいても、 もう余分な語はないと思える文章に私はまだ出会ったことがない.」 「必死になって物事をじっくりと見れば、 いつでもどこか削れるところが見つかるはずだ.」 「アイデアを本質まで削ったときにだけ、 それは誇れるものになるのだ.」 全ての文章がこの調子です. これを書いていたら,3回目をまた読み直したくなってきました. オススメ過ぎて知り合い全員に配りたいくらいです. Think Simple―アップルを生みだす熱狂的哲学 作者: ケン・シーガル,林信行,高橋則明 出版社/メーカー: NHK出版 発売日: 2012/05/23 メディア: ハードカバー 購入: 7人 クリック: 506回 この商品を含むブログ (56件) を見る

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易しくて優しい科学の言葉

地球の声に耳をすませて ?地震の正体を知り、命を守る? (くもんジュニアサイエンス) 作者: 大木聖子 出版社/メーカー: くもん出版 発売日: 2011/12/22 メディア: 単行本 クリック: 49回 この商品を含むブログ (4件) を見る 5つの星では表現できないほど,私はこの本に感動しました. とはいえ,読み手によって得るものや印象が様々だろうと思います. しかし,どんな読み手にも有意義な「何か」を持っている本だと思います. 以下に,読み手の立場ごとにそれぞれにとっての この本の素晴らしさを想像してみようと思います. 小中高生のみなさん: 読書感想文の課題図書としてこの本に出会えるみなさんが とても羨ましいなと思います. この本の読書感想文集みたいなのが出るなら, 僕は値段に関わらずすぐ買うと思います. これだけの優しさと易しさを兼ね備えた科学の言葉に何を感じるのか, 心から惹かれます. 著者はある本をきっかけとしたのと同じように, 将来,何人かのみなさんが地球科学の入り口をくぐるのだろうな とはっきり想像できます. 大人の文系のみなさん: 勝手なカテゴリは相応しくないかな,とは思いましたが, 「勿論興味はあるけど自分は文系だから こういう科学的説明って理解できるのか不安」 っていう感覚を抱きがちな方を想像しています. この本は安心して「理解できる」言葉で綴られていることは 間違いありません. でも,この本のもっと魅力だと思えるところは, 「とても感情的に生きている科学者と 対等な目線で話しているような感覚」 かもしれません. 大人の理系のみなさん: 乱暴なカテゴリは相応しくないかな,とは思いますが, 「何かの仕組みを理解し, 何かにつけてそこに根付く論理をとても大事にする」 っていう感覚が当てはまる方を想像しています. この本は表面的なことを「易しく」説明しているのではありません. 改めて考えてみると「知ってはいた」けど, 「理解できていなかった」たくさんのことを 真摯に伝えてくれる本です. 何かの分野の科学者のみなさん: 私自身は実はここに当てはまります(気象学). 私はこの本の「易しく優しい言葉」に, 最初の数ページから「著者の迫力」を感じました. 一体どれだけの場面をくぐり抜けて 鍛えられたらここまで簡潔で平易で 優しさを持った言葉を作り出せるのだろう,と. 「今伝えるべき内容がしかるべき相手に伝わるような言葉を 作るにはどうしたらいいのか?」 同業の専門家相手にすら私はそれにとても苦労していますし, 多くの科学者がそうだと思えます. そうした視点からこの本の「易しく優しい言葉」を観ると 「著者の迫力」を誰もが感じとれると思います. 思慮のきっかけ,知的興奮,感動,将来すべきことへの前向きな精神, 様々なものが脳内を駆け巡る感覚で一気に読んだ後, 自分より年が下の著者に対して素直に深い敬意を覚えました.

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この「体験」にわずか1890円の「参加費」は安すぎる

フィールドで学ぶ気象学 (気象ブックス) 作者: 土器屋由紀子,森島済 出版社/メーカー: 成山堂書店 発売日: 2010/11 メディア: 単行本 購入: 2人 クリック: 5回 この商品を含むブログを見る 多くの場合,気象になんらかの興味を抱いていても, 現実のフィールドに出て気象観測を実践する機会はなかなかありません. 実際には,ごく基本的で簡単な観測でさえも, やってみないと気付かない問題が多々あります. それらの問題に関する具体的な想像がみなさんはどれだけつくでしょうか? 本書は,身近なフィールドにおける気象観測を読者に「体験」させてくれます. 選ばれたフィールドは,「千葉県流山市」と「富士山」. 本書が,それぞれのフィールドで 「市街地の熱環境測定」と「大気境界層から自由対流圏までの気象測定」 に関する「体験」へと引率してくれます. それらの「体験」の中にフィールドで必要とされる 知恵と手法が巧みにちりばめられているという, なんとも見事な仕掛けの本なのです. 一回目はあっという間に読めてしまうはずですが, 何度か読み返してみることも強くお勧めします. きっと「体験」の中に潜む手法や知恵を何度も「発見」することになります. 2つのフィールドでワクワクする「体験」へ出かけてみるのに, わずか1890円の「参加費」は安すぎるくらいです.

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気象は”視覚的興味が理解の入り口”

史上最強カラー図解 プロが教える気象・天気図のすべてがわかる本 作者: 岩谷忠幸 出版社/メーカー: ナツメ社 発売日: 2011/01/19 メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 12回 この商品を含むブログ (5件) を見る 【主な登場人物のキャラをつかもう】 日常的に見ているテレビやウェブ上の気象情報. みなさんはどれくらいの興味で見ているでしょうか? 本書の第一部では,普段「情報」として捉えている様々な画像や説明文を丁寧にほどいています. フルカラーの図解が巧みに展開され, より親しみを持って能動的に読み解くためのコツを視覚的に捉えることができます. アジサイの色が青っぽくなったり,赤っぽくなったりする仕組みや 梅雨明け時にどの種類のセミが鳴くかなど, 動植物と天候変化の対応の説明もとても楽しめます. 【天気を予報する手順を知ろう】 天気予報が毎日伝えられるのは,もはや私達にとって当たり前になっていますが, その手順を知っている人は多くないはずです. それらの手順を紐解くのが第二部です. 気象庁がコンピュータで計算して基礎となる資料を作成し, 予報官と呼ばれる人達がその資料から天気図を作成したり, 重要な情報だけを抽出したり. その結果を気象予報士の資格を持ったキャスターがより親しみやすく, 伝わりやすい言葉で補いながら私達に伝えてくれています. 監修の岩谷キャスターの躍動感あふれる一日をたくさんの写真で紹介したり, 気象庁の現場のスタッフも登場して生の声が掲載されていたり, 天気予報の全ての手順にワクワクが満ちていることを感じ取れるはずです. そして最後の岩谷キャスターの一言に心を打たれます 「参考書だけでなく,空も見て欲しい」 【大気現象の仕組みと異常気象の中身】 虹,雷,雪の結晶,オーロラ. 美しい写真を眺めるだけでもこの第三部は十分楽しめます. なんでこんなに美しいんだろう? そう思ったら,イラストも交えて2ページ以内に すっきりとまとまった説明に目を通してみると, きっと「へえ!」の連続です. そうした視覚的に目を引く大気現象の基本的な仕組みを知ってしまうと, 異常気象というものの中身も今までと随分違った捉え方で深く理解できるようになります. 地球温暖化,という言葉だけは報道などでもいつも聞くけど, 本当にその意味を分かっていたでしょうか? 報道している人自身が実はあまりよく分からずに伝えている場合もかなりあるように思います. 温暖化問題に限らず,ゲリラ豪雨やヒートアイランド現象, エルニーニョ・ラニーニャなど聞いた報道からなんとなく情報を受け取るよりも, 能動的に考えて判断することができるようになると不必要な不安はなくなります. この本は,多くなりすぎた情報の波を能動的に乗りこなすきっかけに満ちています. きっかけをつかむための写真やイラストが一枚,また一枚と増えていけば, 本書を持っている価値は,そのたびに倍増すると思います.

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