茂木のプレゼンはYoutubeで公開しています。

そんな僭越なことを言いながらも自分はどうなのかというと、やろうとしているのにできない、でもやろうとしなかった頃よりはマシ、というくらいです。 下記、これまでYoutubeに一般公開した動画一覧。意外と少ないなあ。他の人のもアップしてたり、自分のも限定公開にしてたり、で僕のYoutubeアカウントには20本くらいあるんですが、まとめてみると一般公開できるのは3本だけでした。録画はiPhoneやMacBook AirのiSightカメラ、録音のみのときはiPhoneのボイスレコーダーで録ってスライドにiMovieで合わせる、という感じです。 90 seconds talk for the poster presentation in 6th JFFoS 2012 held at Nice, France. “Where should we enhance weather observations for the weather forecast?” 「海洋混合層変動が決める東シナ海上の梅雨前線の季節進行」@長崎大学(2011年度九州沖縄西南支部合同シンポジウム[海洋学会・海洋気象学会・水産海洋学会]) ‎2011年度日本気象学会秋季大会スペシャルセッション「東アジアモンスーンと黒潮ー中緯度帯機械用相互作用の再発見に向けてー」11月18日名古屋大学野依記念学術交流館 「海洋混合層変動が決める東シナ海上の梅雨前線の季節進行」茂木耕作(海洋研究開発機構)

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Facebookでの研究交流観察記

Facebook上の交流を学会の懇親会と見立てて、「日常的ユル学会状態」にしよう、と思い立ってから、半年以上が過ぎました。 「日常的ユル学会状態」とは、通常年に1,2回だけ行われる数日間の学会で出会う普段は遠く離れている研究仲間との研究談義をFacebook上で肩肘はらずに日常的に交わしている状態、ということをイメージした僕の造語です。 ビジネス利用が話題になり日本でのユーザーが700万人近くになっているFacebookですが、僕は研究者の一人として、研究活動にも非常に親和性がある、と感じています。 僕の場合、僕の所属する気象学会、地球惑星科学連合、まだ所属してないけど関わりの多い海洋学会の面々を中心にフレンド数が300弱(うち高校時代の友人などは1割弱)。 ほとんどが日本人ですが、観測プロジェクトや国際会議で意気投合した人とは、国籍問わずフレンドリクエストを受け付けて今に至ります。 そうした研究仲間と学会中に行く飲み屋やレセプションでのくだけた話からムキになった議論まで、年に多くて数回じゃあ全然足りない!というのをFacebookで日常化しちゃおうというのが、僕のやりたかったことでした。 今までのところ、自分で当初期待していた以上にその「日常的ユル学会状態」が実現できていて、たった半年でこれだけのことをこれだけの人と本当に深く共有できるものなのか、と正直驚いています。 何か研究に関わるおっ!と思ったこと(面白そうな会議、面白そうなデータ、使いやすそうなツールなど)をお互いウォールに情報提供すれば、負担を増やさずに研究交流の密度を上げることができます。 公式・非公式のプレゼンや授業など、録画してYoutubeにアップしてリンクを知っている人だけ見られるステータスにしておいて、Facebookの限定された範囲で公開する、ということもできます。自分では気付かないことをコメント貰える価値は学会発表に匹敵するほど大きなものですし、また、単純に「いいね!」と複数の人からポチって貰えるだけで次へのモチベーションが倍増するという手軽で非常に大きな棚ぼた効果もあります。さらにそうしたことを積み重ねておくと、学会などで生身で会って話すときの内容もより一層濃くなります。「実際に会うこと」自体の価値もWeb上での下地を醸成しておくことによって上がる、というのが理想だとずっと思っていたのですが、Facebookは、かなりその実現に適している気がします。 チャット機能も何気に便利です。チャットだけなら、Gmailなど他にいくらでもありますが、Facebookのウォール上でさっきまで話題にあがっていたことをネタにして、特定の人とちょっと込み入った話、なんならちゃちゃっと済ませて実現しちゃえそうな話をする、ということがしばしばありました。これでコミュニケーションがとれるようになると、劇的に早く用事が済んでしまう場合があり、これをメールでやろうとしてたら一週間以上かかっていそうだな、と思うような事が何度もありました。 実名であること、信頼した人だけに記事を公開していること、そして写真とはいえ相手の顔がしっかり見えていること、このあたりが他のメディアでは起こらない交流の深まりと迅速さを生み出している気がします。 研究者同士の交流だけでなく、研究者がこれまで苦手にしていた、アウトリーチという側面でも公開できる情報をかいつまんでFacebookページなどに出していけば、かなり手軽にできますし、一般の方からのフィードバックも安心して受け付けられるかもしれません。 まだ所詮半年でしかないので利用できていない機能もたくさんありますが、少なくともメールでやりとりするよりは圧倒的に楽で速くて深い、という部分はかなり見えてきました。 そんな今後の「日常的ユル学会状態」に我ながら期待しています。

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僭越なプレゼン指南

これまでいくつか紹介してきたプレゼン本を総合して、自分のプレゼンだけでなく、目上の方にまで僭越な指南をしてしまうようになったワタクシ。一般的なセオリーも面白いですが、実話を名前伏せで紹介、っていうのも面白いかなと思い、紹介します。しかし、まあ、読み返せば読み返すほど我ながら僭越。でもその後の結果はともかく後悔はしてません。自分の理解を深めるためにも伝えて良かったと今でも思います。 メッセージ ———- ○○さん、茂木です。 ▲▲さんのときに送った最終アドバイスを転送しておきます。 練習の参考になさって下さい。 武道でいえば、型のようなものです。 目標は、「審査者が事前配付資料に目を落とす気にならないくらい引き込まれる」ことです。 #事前配布資料に目を落とすということは、相手は話に退屈しています。良い評価はあまり望めません。耳でちゃんと聞いてる、と言うつもりかもしれませんが、ならばわざわざスライドを映す必要などなく、その資料に沿って話した方が、見て(読んで)いるものと聞こえてくる情報がよりマッチして伝わるでしょう。でも、そういう場ではありません。 *因みに僕は、発表している間、事前資料から一切顔を上げて貰えず、一度も目を合わせて貰えず、残念な結果に終わったという思い出すだけで本当に口が苦くなるような経験があります。 転送メッセージ ———- ▲▲先生、茂木です。 おはようございます。 発表を始める際の助言を申し上げます。これで最後です。 1.PCをセット・画面が写ったら、「床のどの場所に立つか、意識的に決める」。 #なんとなく始めてしまうより、自信のありそうないでたちが作られます。 2.司会者の案内を受けたら、「胸を張って、聴衆を見ながら3つ数える『イチ・ニ・サン』」。 #聴衆は、話し手に目を合わされた時点で、無意識に信頼しようとし始めます。3つの間をとって、会場を見渡すことで、会場の雰囲気の主導権を取ることができます。 3.最初の一礼をきちんと行い、「少し微笑むくらいの表情で『■■■■■■■の▲▲▲▲です。』」 #聴衆の無意識の信頼が、おだやかな表情のきちんとした自己紹介で確信に変わります。これで、聴衆は、自分の立場にかかわらず、▲▲さんの話に味方をしようとします。 最初の二枚のスライドは、一度も振り返ることなく、すべて言い切りましょう。 #信頼できる代表者は、自分の課題名をいつでもすらすら言えるはずです。 #多くの協力者を引きつける魅力的な代表者は、課題の意味するところをすらすら述べることができます。 三枚目以降は、リハの通り、自由に躍動感を重視して話します。 一番最後に課題名のスライドに戻ったときの、終わりの決めぜりふは、決めておく方が、気持ち良く終われます。 例: ということでですね、、、、(最後のスライドへ) (課題スライドは絶対に見ず、聴衆に最後の訴えをする。選挙演説のイメージ。) 以上のようにして、私は、この「□□□□□□における□□□□□と□□□□□の□□構築」を成し遂げるべく、課題提案をさせて頂きました。 この課題の完遂によって、将来の□□□□を『もっと』よくしたい、 ひいては、それが日本の未来を『もっと』よくすることになるはずです!! この?年間で、このプロジェクト『絶対に!!』成し遂げる、そう決意しております。 #最後は、ちょっと抽象的でクサイぐらいが情熱的な印象を与える。情熱は全てのテクニックを超える力があります。 (間) 以上です。 (間) ありがとうございました。 #聴衆は、冒頭から審査を忘れて▲▲さんの話に引き込まれ、 #事前配布資料に目を落としながら退屈している人は一人もいません。 #みんな▲▲▲▲が目を合わせて提案してくる明るい未来に身を乗り出しています。 #最後はヒーローの演説に感動しているはずです。 #どんな立場の人でもハッピーエンドの物語が大好きなのです。 プレゼンの上手な話し方 作者: 福田健 出版社/メーカー: ダイヤモンド社 発売日: 2008/12/12 メディア: 単行本 クリック: 2回 この商品を含むブログ (2件) を見る スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則 作者: カーマイン・ガロ,外村仁解説,井口耕二 出版社/メーカー: 日経BP社 発売日: 2010/07/15 メディア: 単行本(ソフトカバー) 購入: 122人 クリック: 3,636回 この商品を含むブログ (293件) を見る ガー・レイノルズ シンプルプレゼン 作者: ガー・レイノルズ,日経ビジネスアソシエ 出版社/メーカー: 日経BP社 発売日: 2011/03/31 メディア: 単行本 購入: 5人 クリック: 71回 この商品を含むブログ (22件) を見る

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楽しい議論の作り方

気象に限らず、研究を行っている者にとって、「議論する」ということは、最も重要な活動の一つ。 これを如何に有意義なものにできるか、如何に楽しめるかは、研究を続ける以上、永遠のテーマです。 論文の文章を練り上げる過程での文字を通じた議論は別の機会にして、学会等で生身の声を通じて行う議論について考えてみます。 議論が楽しいなんて研究者たるもの当たり前、と言いたいところですが、いつも議論の輪にうまく入れないとか、疑問はあるけど発言に値するものなのかとか、悶々としてるうちに楽しめずに終わることも多いものです。 僕が思うに、うまく発言できない、議論の輪に入れない、っていうのは、大概参加人数が多くて、質疑の時間が短いときです。 だからまず、質疑というか議論に使える時間を十分に長くとっておく、というのは第一条件。どうしても企画者側になると、使える時間を講演数で割って、、、というプログラム作りをしてしまうことが多いのです。講演時間を短くしてでも議論の時間を十分に確保する、というのは、「場が持たなかったらどうしよう」という漠然とした不安から結構勇気がいります。でも、初めて聞く話に30秒で本質をついた質問をして、それに発表者も見事な回答を10秒でまとめる、なんてのは不可能なので、本当に議論が大事だと思うなら十分に時間をとることを考えるべきです。場合によっては「総合討論」という時間が、一番最後にあったりするのですが、講演者の時間オーバーに押されて無くなってしまったり、各講演を一生懸命聴くのに疲れて頭が回らなかったりで、なかなかうまく楽しめないことが多々あります。 その第一条件をクリアしている場なのに議論の輪に入れない、ということもあります。内輪のゼミなど、時間はたっぷりあって、延々と議論が続く、ということはよくあると思います。でもそいういうときにありがちなのが、発言者が偏って、発言出来ない人と議論している人の温度差ができてしまうこと。 これってしょうがないことなのかな?発言できない人が発言できるように経験と知識と技術を磨くしかないのかな? 長い間、僕はどんな議論でも発言できるようにと努力しつつ、議論に参加できることも増えましたが、それでも駄目なときは駄目です。しかも、発言したからといって、「楽しい議論をした」という充実感が得られるとは全然限らないわけです。 しかしふと気付いたのが、飲み会で自然に起こる議論って、とても楽しくて有意義なことが多い、ということ。アルコールがなくてもこれが研究集会なりの場で上手く実現できたらいいのに、とよく思うようになりました。 アルコールがないとやっぱり無理? 当然だけど、答えはNOです。飲み会で起こる議論が楽しいのは、アルコールのせいじゃないと思います。 「楽しいのは、話す相手の顔が見えているから」だと思うのです。 大人しくて議論の場で発言するのが苦手な人も、話す相手の顔が見えていれば、自分の素直な意見や見解が自然に出てきます。 ならば、楽しい議論を作るには、そういう状況を作ればいいのでは? 大人数が集まっているときも、発表者VS聴衆全員、という形ではなく、発表者も聴衆も合わせて、数人ずつのグループにして、相手の顔が見える状況で議論をする、つまり「グループ討論」です。 発表者の内容についてどういうところが疑問だったかでもいいし、発表者が提示した問いについてそれぞれの意見でもいいですが、4-5人の単位で話すと全ての人が無理なく発言でき、とても満足感の高い議論ができます。グループ討論で持ち上がったことを、各グループの代表が簡単にまとめて全体に報告すると、そこからもまた自然に議論ができます。 グループの分け方は、ランダムでもいいし、話題によっては、肩書きの近い人同士でまとめても面白いと思います。 僕の経験では、1グループ4−5人がいいと思います。 大人数が集まったときの飲み会でも、自然に会話するメンバーがまとまっていく単位を見ていると、面白いことに大体4−5人なのです。 なので結構普遍的に「議論に適した人数が4−5人」なんじゃないかな、と。 そう思い始めてから、自分が幹事や発表者になった集まりについては、内輪のゼミから研究集会などいくつかのところで試して外したことがありません。 みなさんも是非試してみて下さい。

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スライドデザインの理論

ブログを始めてから、そろそろプレゼン以外の話題もまとめたいんだけど、とりあえずここまで言わせて。 筋書き作りと同じくらい凝っているのがスライドデザイン。 これが美しく理論に基づいた形にキマると本当に嬉しくなる。 単純に「カッコイイ」のではなく、本当に美しいデザインは主張と一体化する。 ・・・というほどの域に僕自身は全く達していないのですが、例によってそこまで感化させたのは下記の本。 プレゼンテーションZenデザイン(\2520) めちゃくちゃオススメです。 オススメ過ぎて、自分が持っているのを人にあげてしまい、そのたびにAmazonで買う、というのを3回くらいやってます。 いくら感化されやすいからって、我ながら異常。

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プレゼンの筋書きを作るための覚え書き

1年前まで、何かしら発表する、ということが決まったら、ひとまずPowerPointのファイルを新規作成、既に手持ちである図を適当に貼っておく、ということをしていました。 それが2010年の7月で変わりました。 スティーブ・ジョブズ驚異のプレゼン〜人々を惹きつけるための18の法則〜 リンク先のレビューのようにリーダーシップのあり方や啓発書としての示唆にも富んだ一冊ですが、僕に大きく影響を与えたのは次の部分。 1.「スライドのファイルを開く前に、手書きメモで筋書きを作るべきである。」 2.「相手が、何故あなたの話をわざわざ聞かなくてはならないのか、の理由を最初に話す。」 かの本はこの一年でプレゼンの回数以上に読みましたが、気象研究者は、「夢のある商品を売る」のとはまた少し違ったプレゼンの作り方をしなくてはいけません。従って、一回読んですぐ上手くなる、というようなハウツーものではないので、哲学をくみとりながら自分用のプレゼン作成法にアレンジしていくことが必要です。 まず、1は、それまでの自分のやり方を180度変えた根本的な部分です。 以前は、大まかに手持ちである図やグラフをスライドに貼って、それに発表者ノートをつけながら、なんとなく筋書きを書いていました。しかし、そうすると筋書きの全体像が見えにくいし、最初にあまり意図もなく並べた図の順番に無意識のうちに縛られて筋書きを書いてしまいます。 これを白地のメモ帳や裏紙でもなんでもいいので、紙と鉛筆でやると、全体像の見通し、一回書いたあらすじを何回でも壊してより良いつながりで組み直し、ということが、とても自由にできます。 次に2。自分が素敵だと思う成果でも、出だしでつまづくのはもったいない、ということは前から意識していたつもりでした。しかし、「相手が、何故あなたの話をわざわざ聞かなくてはならないのか。」という文章を見たときの「ドキリ!!」としたショックは忘れられません。そこまで厳しく自分に問いかけていたかと言われれば、全くといっていいほどしていなかった。相手の興味関心のツボがどこにあるかを想像する、その想像した興味関心と自分の話したい話題のどこにつながりがあるかをまず考える。それは、聴衆というお客様に対する最低限の「おもてなし」の気持ちです。それがなければ、相手は自分が招かれざる客だ、と思ってしまい心と耳を閉じてしまうかもしれません。 手書きメモの筋書き(ストーリー)に含まれるべき必須の要素は次の4つ。 大見出し(ヘッドライン) 研究発表の場合、タイトルが堅くなりがちなので、分かりやすく書き下すとつまりこういうこと、という内容をできるだけ覚えやすいシンプルな言葉でまとめます。それが、結局、結論でもそのまま使えるような内容。 発表中に数回は繰り返して、自分はつまりこういうことをやった、という概要を相手の頭に叩き込めるようなインパクトを作れると最高だと思う(挑戦しているがまだ達成したことはない)。 あなたの話を聞くべき理由 聴衆は、他の発表が目当てでたまたまそこにいるだけかもしれない。 他に特に目当てもなく、なんとなくそこにいるだけかもしれない。 目当てはあなただが、何故あなたに興味を抱いているのかあまりはっきりしていないかもしれない。 あなたの話が自分にとって面白いかどうか判断するためにきているかもしれない。 そんな聴衆が「おお!これはちゃんと聞かなくてはっ!!」と身を乗り出すようなセリフを冒頭の相手がまだ集中力を維持しているうちに投げかける。 情熱の根源(パッションステートメント) 私はこのプロダクトが素晴らしいと思う、なぜなら・・・ 私はこの現象が本当に興味深いと思う、なぜなら・・・ 私はこの手法に大きな将来性を強く感じている、なぜなら・・・ 自分がそのテーマに何故それほどにまでのめり込んでいるのか、をはっきりと述べる。 発表者がのめり込んでもいないのなら、他人である聴衆は、それ以下の興味しかもたないことの方が普通だ(僕は人の発表を聞いていて、自分の方がのめり込んでしまうこともあるけれど、それも希にしかない)。 主張すべき3項目(3つのキーメッセージ) 「3」という数字は、魔法の数字なのだそうである。 人の記憶において、3つまでの項目は、非常に頭に残りやすいのだそうだ。 「3匹のクマ」「三銃士」「だんご三兄弟」 世の中、長らく人の頭に残るのは、「3」なのだといわれるとそういう気もする。 実際、一つだと思っていた成果から3つの重要な要素を探すと必ず出てきて、筋書きも俄然練りやすくなる。3つ以上言いたいことがあるときは、最重要の3項目のサブ項目に割り振っていく。 必須じゃないけど、うまく使えると筋書きが盛り上がる3つの要素。 主役と悪役の設定(ヒーローの使命とヒールのもたらす実害を明示) 隠喩・暗喩:例え表現だが、『…のようなもの』といった例えであることを明示しない文(メタファー) 例「人生はドラマだ」 類比・直喩:『…のようなもの』といった例え表現であることを明示する例え(アナロジー) 例「マイクロプロセッサーはコンピューターにとって頭脳のようなもの」

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ここ一年のプレゼンの反省

今日は、昨日のエントリーで公開したプレゼンの中から、発表当日の音声録音を聞き返して話し方の反省。 内容はとても愛しているので公開しましたが、音声に関しては、下手くそなカラオケの録音を人様に公開しているようなものなので、実にかっこわるいのは自分でも分かっています。 しかし、ここまできたら開き直って如何にダメかの反省も公開してしまうことにします。 とても比較にならないのですが、100点満点の理想を「スティーブ・ジョブズによるiPhone発表のキーノート」において、現時点での到達点の客観視を試みます。 -口グセ 一番多いのが、 「で!、、、えー、、、」 これがメチャクチャ多いのは非常に気になるので、やめたいのだが、どうしても出てしまう。 練習量が多いときには若干減っているが、本当になんとかならんものか。 次に止めたいのが、いらない接続詞?の 「まあ、」 これは練習が多いときにはだいぶ減るが、サボるとすぐでる。 キリがないほどあるなあ。あとは、 「・・・をぉ↑、・・・はぁ↑(語尾が無駄に上がる)」 「あー、・・・・、おーーー、・・・・(説明の間に入る無駄な間延び声)」 など。 -冗長なセリフ それ、さっき言ったよね、同じ文章じゃん、というのが練習が足りないときは相当ある。 強調するため、分かりやすくするために敢えて繰り返す、という意図ではなく、無意識に繰り返しているのは問題。 -セリフの一文が長い 文を区切らず、全部くっつけていってしまう箇所が多い。 間の取り方ができてないということか。 言葉のキレが余計悪くなってしまう。 -声の大きさ 冒頭の声の張りがない。 中盤に乗ってくると今度は一本調子になって、強弱・抑揚が使えていない。 今までラジオやテレビを何気なく見てても気付かなかったけど、改めて反省した上で周りを見渡すとこれほど酷い人は出演してませんね。当たり前か。しかし、「喋りのプロじゃないから仕方ない」の言い訳を使うとしてしても、もうちょいなんとかしたいものです。 それでも、一年前よりはだいぶマシになった気がします。 数年以上前なんて、思い出したくもないほどですが、当時は「結構練習してるし、上手い方だ」などと思っていました。 客観的に観測する、というのは、つくづく難しいことです。

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2010年度のプレゼンを公開

自分が何故ここまでプレゼンに興味を持つのか? このテーマの研究は長くなりそうです。 まずは、状況証拠としてここ1年のプレゼンを下記に列挙してみます。 基本元ネタは1つなのに、時と相手と場所によって、何度も作り替えています。 我ながら不思議なくらいです。 周りからも「よーやるね・・・」と半ば呆れ気味な顔をされることもありますが、自分でもそう思う。ムービーまで作っちゃってるし。 「そんな時間あったら新ネタの解析を進めればいいのに」は、極めて全うな考えだとも思う。 しかし、このネタを偉く愛してるんだろうな、というのは自分の中であって、そうじゃなければさすがに毎回ここまでしません。 というわけで。 内容・デザインその他、専門外・専門問わず、ご意見もこのブログ上で公開する限りにおいてお受けいたします。 プレゼンの元ネタの原著論文: The Quarterly Journal of the Royal Meteorological Society 2010年12月受理 「The influence of the observations propagated by convective coupled equatorial waves」 PDF 3.6MB データ同化専門の方向け: 第一回データ同化ワークショップ  2011年4月22日 気象研究所 「熱帯気象研究におけるアンサンブルカルマンフィルター同化の効能」 スライド Keynote, PDF, PPT形式 スライド+当日ライブ音源 WMV形式 34分 80MB 熱帯気象専門の方向け: DYNAMOワークショップ 2011年3月2日 マイアミ大学 「The objective evaluation of the value of CINDY/DYNAMO」 スライド Keynote, PDF, PPT形式 スライド+読み上げ収録音源 WMV形式 4分 14MB CINDYワークショップ 2010年11月9日 海洋研究開発機構 「The objective evaluation of the value of CINDY/DYNAMO」 スライド Keynote, PDF, PPT形式 メソ気象・熱帯気象専門の方向け: メソ気象に関する国際会議ICMCS8 2011年3月8日 「Characteristics of the vortical disturbances during PALAU2010」 スライド Keynote, PDF, PPT形式 スライド+読み上げ収録音源 WMV形式 6分 30MB 気象学専門外の方向けのプレゼン: 2011年1月17日 海洋研究開発機構 「熱帯波動が運ぶ気象観測情報〜1万km先まで広がる特別観測の貢献〜」 スライド Keynote, PDF, PPT形式 スライド+当日ライブ音源 WMV形式 20分 24MB 気象予報士会神奈川支部主催地球シミュレーター見学会 2010年12月9日 海洋研究開発機構 「気象予報システムを応用した熱帯観測」 スライド Keynote, PDF, PPT形式 スティーブ・ジョブズの本に感化される1年前 (論文執筆の前でもあるのでそこは割り引きつつ、デザインが全く違う): 大気科学に関する国際会議IAMAS 2009年7月27日 モントリオール 「Propagation of the Impact Signal…

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研究そのものよりプレゼンに興味を持ってしまう背景

プレゼンは、研究者になってから最も興味のある技術として、僕の中のトップをずっと維持しています。 気象研究者の癖に、最も興味あるものが気象現象やその解析技術などではなく、プレゼン、というのはあまりに不自然で我ながら不可解です。プレゼンなんて、研究成果がまずしっかりした上で、それを伝える一手段でしかないので、研究そのものより興味持つなんておかしいのは自分でも分かってるんだが。 そこで、今日から「何故研究者としての自分がこれほどプレゼンに興味を持ち続けているのか?」についての研究を始めます。 プレゼン、というものをやり出したのは10年以上前。学部4年生で気象学研究室に入り、卒論などに関わるプレゼンが最初。当時から何か、課題としてただ嫌々やる、というよりかなり前向きな興味を持って取り組んでいました。 僕の場合、当時から今に至るまで、プレゼンの内容は、スライドごとに全てセリフを書いて、それを覚えるやり方をしてきていて、「脚本を書いて、それを演じる」という感覚。かなり長い間、セリフなしでアドリブで軽く喋れたらいいのに、という憧れのようなものもあったけど、結局それをせずに今に至ります。 今では、とある本に感化されているため、「アドリブで軽く喋れたら」とは全く思っていないので、今後もその辺の捉え方は変わらない予定です。 仲間内の予行練習に向けてさえ、まず、一人でセリフ練習をしてしまう。 話すことを決めていないとまるで口が動かず、グダグダを通り越してとても惨めな気持ちにさえなってしまうことが、ハッキリしているからです。スライドだけ作り込んでいても、セリフを固めていないとまるで喋ることができなくなってしまう、従って、惨めな気持ちは嫌なのでセリフを固めて練習して、それを本番で軽くほぐしながら喋る、というのが今のスタイル。 なるほど。 まず、思い出してみて分かったこと。 アドリブで喋るのが人一倍苦手過ぎたことが、かえって、「脚本をきちんと書いて演じる」ことの楽しさを自分の中でより際立たせてきたのだな。 そうこうしているうちに、「脚本を仕上げるために足りてないパーツ」が見つかる瞬間こそが、研究のアイデアに直結していたり、研究を進めることそのものにも非常に良い影響を与えることがはっきりと体感できるようになってきた。もはや、解析が先か、プレゼンの脚本を書き進めることが先かは、ほとんどよく分からない形で僕の中では混ざり合っちゃってる状態です。 そして、そういう「演劇」を繰り返すうち、日常会話のようなアドリブ以外ではやりようのないやりとりも、よりスムーズになってきたように思います。学会では、プレゼンのときの一瞬だけでなく、数日間通して色んな研究者と有意義な日常会話をきちんとできることが、将来の成果の下地になるので、これもとても意味のあること。もちろん、私生活でも会話をよりスムーズになって悪いことは何もない。 研究を始める前の茂木耕作と、始めた後の茂木耕作は、プレゼンという行動の積み重ねを通じて、全く違う人間になっていることは確かです。 そして、全く違う人間になって一番大きな変化は、「仲間が増えたこと」。 僕にとってプレゼンは、仲間を増やすために不可欠な行為。という仮説はどうだろうか。 今後その辺も検証していこう。

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感化されている人リスト

Apple CEO スティーブ・ジョブズ氏 伝説のプログラマー 中島聡氏 シリコンバレー精神の伝道師 梅田望夫氏 このお三方は、最近興味を抱く多くのモノに深く関わっていることは間違いない。従って、研究対象とすべきでもあるので、ひとまず、ここに明示しておきます。まあ、項目三つじゃ、リストと言うほどのものじゃないんだけれども。 それぞれ、 ぐうの音も出ない最高のプレゼンテーション 創造的な活動とその過程で垣間見せる反骨精神と豪速球正論 前向きな明るい未来志向の行動の起こし方 を自分に提供する存在。

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