一番入れ込んでるアーティスト

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僕は基本的に学生大好きで,

誰彼かまわず褒めまくってる,
と思われてるでしょうが(実際そうです),
彼は特別です.
“先日行われた2013年度日本海洋学会春季大会
三井 拓君のポスター発表が、
ベストポスター賞を受賞しました。
おめでとうございます!”

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2年前に初めて会った時の彼は,
飛び抜けて何かができる学生ではありませんでした.
本人に確認してないけど,
そんなに研究に対して
最初から意欲を持っていたわけでもないと思います.
指導教官の万田 敦昌先生でさえ,
当時はここまで来るとは思いもよらなかったはずです.
しかし彼は,その後の2年間で,
他の誰よりも成長することになります.
東シナ海を漁船で気象・海洋観測してしまうという,
万田先生のMandAプロジェクトで長崎丸に乗船し,

彼はまず研究に対する眼の色が変わりました.
MandAプロジェクトといえば・・・そうです,

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「梅雨前線の正体」第3章のラストを
しめくくったあの伝説のプロジェクト,
僕はあそこでの主役を誰にするか悩みました.
佐藤 和敏くんにするか,
久野木 梓織ちゃんにするか.
そしてもう一人悩んだのが三井くんでした.
結局三井くんにはしませんでしたが,
彼の成長速度とドラマチックで悩みに満ちた生き様が,
僕にはとても羨ましく,眩しく感じられました.
その後,彼は梅雨から北極低気圧に
テーマを変える決断をし,僕との直接の関係は,
少し減り,猪上 淳さんの
キビシイ指導の下での修行を選びました.
その間,何があったか,具体的なことは知りません.
でも彼が成長することは僕には分かっていました.
彼は誰よりも優れている一つの素養をもっている
と思っていたからです.
それは,
「素直さ」
です.
猪上さんや万田さんのように優れた人のもとにいても,
それが無ければ,普通の学生はここまで伸びないと思います.
学生大好きな僕が言うんだから間違いないはず.
彼が何故,海洋学会で最も優れたポスターを生み出したのか,
魅せるセンスだけでも,研究内容だけでも,
決して得られないその栄誉を勝ち取った最大の要因は,彼の,
「素直さ」
です.
彼が今後どんな道を歩むか,これまでと同様,
僕にも全く想像はつかないですが,
その素養を活かせばコワイもんないでしょう.
というわけで,みなさま,
是非,彼を「いいね!」と「シェア」と
ブログコメントで応援してあげてくださいませ(・∀・)
僕の言ってることがウソじゃない,
って分かってもらえると思います.
motesaku
気象楽者 海洋研究開発機構 研究員 東京学芸大学教員養成課程 非常勤講師(地学実験・気象楽プログラム担当) 39歳 気象楽者。 2012年「梅雨前線の正体(東京堂出版,2015年現在3刷り)」を上梓し、気象学を童話的ストーリーで「文系だから・・・」と苦手意識を持つ人達にこそ伝え、楽しみ、共に考える取り組みを始める。 しかし、ただ親しみ、楽しむだけでは、天気・気象に「受け身」のまま、情報に振り回されてしまう人が多いことに気付き、「能動的」に天気と付き合い、向き合うための活動として、「サイエンスパフェ」を始める。 2013年「天気と気象についてわかっていることいないこと(ベレ出版)」を上梓し、気象学と日常生活を楽しみながら能動的に結びつけるための方法を提案する。 2014年4月「ニコニコ超会議・ニコニコ学会β」に登壇し、4万人の視聴者の前で「JAMSTEC・・・大丈夫か」と心配される。 NHK教育テレビ「学ぼうBOSAI」の出演・製作を経験し、災害情報発信の在り方を模索する中、講演依頼の増加に伴って、全ての人が災害を倒すためにできることに向き合う「災害バスターズプログラム」を立ち上げる。 生い立ちや赤裸々なプライベートはこちらを。 モテサク伝説@storys.jp

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