映画「海難1890」で1時間半泣き続けた理由

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ま〜〜、最近確かに涙もろいことは割り引いても2時間の映画の1時間泣きっぱなしなのは流石に泣き過ぎだ。
開始30分で125年前の貧しい村の日本人が如何に豊かな精神性を持っていたかを、淡々とした事実描写から感動して泣いた。
中盤からイラク戦争時にトルコが日本人を救出してくれるエピソードに繋がると、今度は、いまの日本が日本人を救えない理不尽さに涙が溢れた。
終盤、トルコ国民が戦火の中で日本人を優先して救出してくれたエピソードでは、申し訳なくて、いたたまれなくて涙が止まらなかった。
日本トルコ合作映画「海難1890」は義務教育の歴史で国民全員が観るべきです。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/海難1890
特に1890年にヨーロッパで立場が苦しくなったトルコが大日本帝国の天皇陛下に支援を求めるためにエルトゥールル号に国運を託した経緯は、世界史と日本史を結びつけて捉える最高のポイントになるはず。
ここから何故?どうして?という素直な疑問を自由に辿れば相当な範囲の世界史と日本史に一気にたどり着けるはず。
そしてそれがいま現在の日本を取り巻く状況に直に結びついている。
そんな起点になる史実はそうそうないでしょう。
単純に感動するからおすすめします。
単純に美しい映像だからそれだけでもおすすめします。
単純に演技も素晴らしいのでそれだけでもおすすめします。
単純に楽しいからおすすめします。
結果的に心が真っ直ぐになるからおすすめします。
心から。
おすすめします。

motesaku
気象楽者 海洋研究開発機構 研究員 東京学芸大学教員養成課程 非常勤講師(地学実験・気象楽プログラム担当) 39歳 気象楽者。 2012年「梅雨前線の正体(東京堂出版,2015年現在3刷り)」を上梓し、気象学を童話的ストーリーで「文系だから・・・」と苦手意識を持つ人達にこそ伝え、楽しみ、共に考える取り組みを始める。 しかし、ただ親しみ、楽しむだけでは、天気・気象に「受け身」のまま、情報に振り回されてしまう人が多いことに気付き、「能動的」に天気と付き合い、向き合うための活動として、「サイエンスパフェ」を始める。 2013年「天気と気象についてわかっていることいないこと(ベレ出版)」を上梓し、気象学と日常生活を楽しみながら能動的に結びつけるための方法を提案する。 2014年4月「ニコニコ超会議・ニコニコ学会β」に登壇し、4万人の視聴者の前で「JAMSTEC・・・大丈夫か」と心配される。 NHK教育テレビ「学ぼうBOSAI」の出演・製作を経験し、災害情報発信の在り方を模索する中、講演依頼の増加に伴って、全ての人が災害を倒すためにできることに向き合う「災害バスターズプログラム」を立ち上げる。 生い立ちや赤裸々なプライベートはこちらを。 モテサク伝説@storys.jp

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