天災は忘れた頃にやってくる、と90年前に言った人の研究

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寺田寅彦は、90年前に「天災は忘れた頃にやってくる」と言った。

その人のお弟子さんが、「雪は天から送られた手紙」と言った中谷宇吉郎。

今の気象に携わる人、防災に携わる人は、みんなその延長線上にいる。

そこで少しさかのぼってみることにしました。

 

寺田寅彦は、本当に面白い人で、

尺八の音響の研究で博士号をとって、

X線の研究してみたり、

お菓子の金平糖の角の欠け方を研究してみたり、

そんなこんなをしながら、

夏目漱石の「吾輩は猫である」

の中に出てくる男性のモデルとして描かれたり。

 

まあ、とにかく面白いんで、とりあえず

Wikipediaだけでも、一回見てみて下さい。

寺田寅彦 wikipedia

 

でも今回、わざわざスライドまで作ったのは、

ちょっと別な視点で。

 

寺田寅彦の随筆の中に、

 

神話と地球物理学

 

という短い一考察があって、

日本の文化的土壌と、

日本固有の科学の特徴、

みたいなところがモテサクなりに、

急に降って湧いてきたのです。

 

そのもう一つのきっかけが、

一神教(キリスト教やイスラム教など)と

多神教(神道、その他アジア各地のアミニズム自然崇拝信仰)

によって、根本的な道徳観や価値観が変わる、

という河谷隆司さんのビデオ。

 

 

 

これを土台にして、

気象庁の役割と

ぼくたち一般国民の知恵の

融合した未来像を考えてみたい。

 

そんなスライドです。

 

よかったらどうぞ。

 

今週末におしゃべりを収録もするので、

そちらもあわせてお楽しみに。

 

 

 

 

 

motesaku
気象楽者 海洋研究開発機構 研究員 東京学芸大学教員養成課程 非常勤講師(地学実験・気象楽プログラム担当) 39歳 気象楽者。 2012年「梅雨前線の正体(東京堂出版,2015年現在3刷り)」を上梓し、気象学を童話的ストーリーで「文系だから・・・」と苦手意識を持つ人達にこそ伝え、楽しみ、共に考える取り組みを始める。 しかし、ただ親しみ、楽しむだけでは、天気・気象に「受け身」のまま、情報に振り回されてしまう人が多いことに気付き、「能動的」に天気と付き合い、向き合うための活動として、「サイエンスパフェ」を始める。 2013年「天気と気象についてわかっていることいないこと(ベレ出版)」を上梓し、気象学と日常生活を楽しみながら能動的に結びつけるための方法を提案する。 2014年4月「ニコニコ超会議・ニコニコ学会β」に登壇し、4万人の視聴者の前で「JAMSTEC・・・大丈夫か」と心配される。 NHK教育テレビ「学ぼうBOSAI」の出演・製作を経験し、災害情報発信の在り方を模索する中、講演依頼の増加に伴って、全ての人が災害を倒すためにできることに向き合う「災害バスターズプログラム」を立ち上げる。 生い立ちや赤裸々なプライベートはこちらを。 モテサク伝説@storys.jp

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